勉強嫌いのための英会話学習

みなさん “勉強“は好きでしょうか。幼児時代から、小中高大学社会人になっても逃れられないのがこの”勉強“。子供のころは得意だったのに…とか、小さいころから苦手だったなぁ…など、人によってばらばらだとは思います。
わたしは完全に後者の人間で、小さなころから机に向かって勉強をすることが苦手なタイプでした。学校の授業ではワークショップ形式の授業や理科の実験、図工作など体験をする授業の方が好きな子供でした。逆に、家に帰って一人で教科書を読んで宿題をしたり、問題集をやったりテストを受けることが大の苦手でした。
大学を卒業して社会人になり、やっと勉強から離れられる!と思っていたころもありましたが、社会人になっても資格を取得したり新しい仕事を覚えたり、仕事で扱う専門知識を覚えたりと勉強からは逃げられないということを身をもって理解しました。勉強の機会はありますが、大人になったからと言って勉強が好きになったということもなく、大人になった今でもできるだけ勉強感のない“写真やイラストの多いテキスト“を買ったり、カラフルでとっつきやすい表紙の本を選び、アプリやゲーム、漫画、映像などで遊びながら勉強ができる方法を探し続けています。

実は、そんな勉強嫌いのわたしが数年間通い続けている習い事は“英会話教室”です。英会話教室に通ったことがきっかけで、楽しくできそうな英語の勉強方法というものに興味を持ちいろいろな方法を試してみました。
わたしは、中学生くらいのころまでスポーツやピアノなど習い事をいくつか掛け持ちをしている子供でした。高校進学で今までよりも少し遠い所へ通学することになり、大学進学でさらに通学時間が長くなり習い事をほとんどすべてやめ、高校の部活動、大学のサークルでインドア活動を楽しむという生活を送ってきました。
最終的には部活動やサークルでの交友関係や、趣味などがきかっけで英会話を習得しようと思い始めたのですが、とにかくしばらくの間習い事というものから距離を置いていた期間があります。
社会人になり、ある程度働き始めると自由に使えるお金も増えていきます。そんな時、何か新しいこと、できれば習い事のような自分磨きを始めたいと思いました。どうせお金を払うなら今まで全くできなかったことをやってみたいと思い、英会話教室に決めました。
最初は難しそうだけれども、通い続けていたら英語がペラペラになるだろうと能天気にそんなことを考えていたのを思い出します。そもそも、当時は英会話教室=勉強という考えはなく、行って英語を教えてもらうところだと思っていました。
「英会話教室に通って、レッスンを受けるだけで英語がペラペラになれる」という考えは今考えると英会話を甘く見すぎていた考えで、そんな甘い話はないと教室に通い始めてすぐに気付きます。
そもそも英会話教室はアウトプットの場で、アウトプットをするためのインプットがないと意味がないということを知ります…。
その勘違いを知ったおかげで、英語の勉強方法について興味を持つようになりました。ある程度慣れてきて英語で自分の伝えたいことを話したいと思うようになると、英会話教室のテキストに沿って単語を覚えたり発音を練習したりするだけでは足りなくなってくるんですね。
日常会話系の単語帳を買ってみたり、アプリをインストールしてみたり、英語の漫画を読んでみたりと、できるだけ英会話教室以外はお勉強感の少ないもので勉強をしようと調べていました。
このサイトでは、勉強嫌いなわたしが英語を話せるようになるために奔走した体験と、調べたり実践した勉強方法をご紹介します。中には、長続きしたものや調べただけ、手をちょっと付けただけでやめてしまい、この話を書くために調べなおしたものもあります。参考までに、自分ののめりこみ度も合わせてご紹介させていただきます。

インプットとアウトプットについて

英語の勉強方法を紹介をする前に、2タイプの勉強方法について簡単に説明をします。
英語の勉強方法にはインプット系と、アウトプット系の方法があります。これはどの勉強方法を選んだとしても、関わってきます。

インプット系とは

英語の知識をインプットする(頭の中に入れる・自分のものにする)勉強方法です。例えば英単語帳を読む、本を読む、書き取りをする、音読をする、などなど言葉を覚えたり身に着けたりすることを指します。インプットは、英会話学習の基本です。
冷蔵庫に食材が入っていないと料理ができないように、インプットがなければ英語を話すことはできません。英会話を勉強するために、まずは喋ってみたい、聞いてみたいという気持ちがあるかもしれませんが、初心者の方はこのインプットを行ってから英会話を話し始めると良いでしょう。

アウトプット系とは

英語の知識をアウトプットする(発言、書く、問題を解く等)勉強方法です。こちらは、英会話教室やオンライン英会話のレッスンで発言をしたり、英会話カフェで雑談をしたり、英作文でSNSを更新したり、英語の問題を解いてみるなど、自分の知識で何かを成すことを指します。
一部の人に「行けば英語ペラペラになる」と思われている英会話教室やオンライン英会話などの英会話レッスンはアウトプットの場なので、その前後にインプットの勉強をする必要があります。

いろいろと書きましたが、勉強方法としてインプット→アウトプットがおすすめですよ!という内容でした。ここから下では、アウトプットの方法、インプットの方法をご紹介します。

講師とスタッフの力を借りて学ぶ、英会話教室

●向いているタイプ:質の高い講師の元で英会話を学びたい人、三日坊主でなまけがちな人、勉強の習慣がない人、仲間と一緒に勉強をしたい人、勉強の仕方がわからない人、会話の練習・アウトプットをしたい人
●勉強タイプ:アウトプット系・発音・コミュニケーション

勉強嫌いなのに英会話教室?と思うかもしれませんが、勉強嫌いな人が戦わなければいけないものは、まず“なまけがちな自分自身”なので、勉強を始めようと思った時にある程度お尻を叩いてもらわないと続かないな…と考えていました。習い事を続けていた経験からか、人に教わった方が早いと考えもありました。英会話を学ぼうと決めたときは独学か英会話教室かオンライン英会話に通おうと考えていました。
残念ながら、当時はビデオ通話にあまりなじみがなく、1対1の会話よりも実際に顔を合わせて複数人で会話をする方が合っていたため、最終的には英会話教室に通うことになりました。

女性誌の習い事特集を見たり、いくつかの習い事のホームページや英会話教室を吟味していると、マニアック習い事やおしゃれな雰囲気の習い事がたくさんあり、テンションが上がりますよね。
個人的な意見として、通い続ける建物や内装がきれいだったりおしゃれだったりすると、モチベーションが上がります。勉強させられてる感も少ないです。
逆に、ビジネスのために、短時間で、本気で、と高い志を持っている人であればオフィスの会議室風教室や、きれいで高級感のあるラウンジなど、The英会話教室というような場所で学んだ方がモチベーションも上がるかもしれません。
わたしの場合は、勉強アレルギーの自分を騙しだまし英会話を習得するという目的があったため、あえて教室っぽくないおしゃれな英会話教室を探そうという気持ちでいました。

英会話教室のおすすめポイント

・訓練を受けた英会話講師とレッスンができる

英会話教室の一番のメリットは、教室へ行けば「英語を教えるプロ」である英会話講師からレッスンを受けることができるということです。また、講師とは別に学習サポーターのような立ち位置の、スクールスタッフから勉強のアドバイスをもらうこともできますし、カウンセリングを受けて、結果をもとに英会話学習について相談をすることもできます。
独学でも英会話を学ぶことはできますが、発音などのアウトプットは独学だけではなかなか機会を作ることが難しいため、覚えた英語を実際に使いフィードバックを受けられる環境はとても貴重です。
他にもネイティブと話せる場所は、外国人の多いカフェやバーであったり、国際交流イベント、オンライン英会話、知り合いに頼むなどいくつかありますが、英会話教室は「教える」という商売を行っているため講師のためのカリキュラムや、研修がしっかりしていて、先生の質がとても高いという特徴があります。

・一緒に勉強する仲間ができる

実際の教室に通う必要がある英会話教室だからこそのメリットです。
英会話教室には、講師1人と生徒複数人でレッスンを受けるタイプと、講師と生徒1対1でレッスンを受けるタイプがあります。複数人でレッスンを受け方をグループレッスンと言い、同じレベルの英会話を勉強する人と一緒に学んでいくためモチベーションを維持することができます。また、様々な職種、立場の生徒が同じ英語レベルでまとめられてレッスンを受けるため、普段は知り合う機会のない人とも英会話レッスンを通して知り合うことができます。同じように英会話を習得しようと勉強している仲間のため、英会話学習関係の情報交換をしたり、仲良くなってレッスン後に遊びに行くなんてこともあるかもしれませんね。
1対1のマンツーマンレッスンでは、他の人とレッスンを受けるということはないため、レッスン中に仲間ができるということはありませんが、イベントを開催している英会話教室が多いため、イベントを活用すれば勉強仲間と出会うことができます。

・英会話を勉強する習慣・リズムが身につく

毎週決まった曜日・時間に教室へ行き、講師と会って話さなければいけない英会話教室は、今まで勉強をしてこなかった人にとっては面倒な勉強方法かもしれません。実際、雨が降ったり、寒かったり、仕事で疲れていると英会話教室に行きたくないと思ってしまうこともあります。ですが、逆転の発想でだらけがちな人、自分だけでは勉強が続かない人にとってはこの「定期的に行かなきゃいけない」ということが勉強習慣を身に着ける役に立ちます。

英会話教室に入ってから初めて英会話の勉強を始めるという人は、まず英会話教室でレッスンを受ける前に勉強範囲の予習を行い、レッスン後に復習をするという勉強習慣をつけてみましょう。
だらけがちな人にとってのメリットは“通うこと“だけではなく、その料金設定にもあります。入会時にある程度まとまったお金を支払ったり、毎月お金を支払わなければいけないため「お金を払ったんだから頑張らなきゃ」という気持ちでだらける気持ちを奮い立たせることもできます。少し嫌な考え方のように思えますが、だらけ癖やさぼり癖のある方は英会話教室を活用して背水の陣になってみるのも一つの手なのかもしれません。

英会話教室を使った勉強方法

・レッスン前の予習復習

英会話教室に通う前に注意してほしいことは、英会話教室に通っている“だけ”では英語をペラペラ話せるようにはならないということです。
これは英会話教室だけではなく、オンライン英会話や、英会話カフェ、英語の喋れる友達との会話練習など、自分からアウトプットをする勉強方法全てにも言えることです。
英会話教室は「教室」と名前がついていますが、あくまでも覚えた英語や練習した英語をしゃべるための場です。レッスン内で単語の説明や言い回しを教えてくれることはありますが、たとえそうであってもレッスンの前後に予習復習をしておくと効果的です。
予習の方法は、英会話教室で使う教科書やテキストを読んだり会話練習をするだけではなく、英会話講師との雑談に使えそうな日常会話のフレーズを身に着けたり、英単語を覚えたり、発音の練習をしたりといろいろな方法があります。何度もテキストを音読し、自分の英語として発音できるくらいになると、講師からのフィードバックが身になります。

・英会話レッスンで練習した成果を試す

英会話教室のレッスンでは、指定されたテキストや英会話教室で購入できるオリジナルテキストを使うところがほとんどです。テキストを使って練習してきた成果を講師の前で発表するようなイメージです。テキストの内容をもとに講師から解説を受けたり、英会話の発音や言い回しなどのフィードバックを受けていきます。
また、自分で勉強をした内容をもとに、わからない単語やフレーズの活用方法、発音の疑問などを講師に質問することで正しい知識やより派生した知識を学ぶことができます。
英会話教室では、40分~1時間ほどのレッスンの中でテキスト通りに進める「授業」だけを行うところは少ないです。大体は先生と生徒のような「授業」形式のレッスンと、講師からの質問や会話に英語で答えたりする雑談形式のレッスンも一緒に行われます。
ちょっとしたブレイクタイムのように、最近仕事どう?とか、休日何をしてる?などの軽い話題から始まり日常生活で行われるようなやり取りをしていきます。そういった教科書にない日常会話も英語雑談でのやり取りを通して学ぶことができます。

・グループレッスンを活用して仲間から学ぶ

グループレッスンとは、複数人の生徒と一人の講師でレッスンを行う方法です。一緒にレッスンを受ける仲間がいるため、一人で黙々と勉強をするときよりもモチベーションを保ちやすくなっています。
グループレッスンでは、英語レベル別にグループ分けがされレッスンを受ける全員が同じテーブルについて話しています。テキストの読み上げを全員で行ったり、Aさん役Bさん役と会話練習を2人で行ったり、各生徒と講師とで対話練習をしてレッスンを行っていきます。
グループレッスンの強みを感じることができるのは、人の英会話を聞いているとき。自分とは違う環境にいるクラスメイトの「自分では思いつかなかった言い回し」や、うまい人の発音を聞き自分の英会話に取り入れることができます。
うまい言い回しや、発音のうまい人の話し方をマネしてみる、時にはクラスメイトが間違えた部分を繰り返さないように気を付けるなど、講師からだけではなく同じレッスンを受ける仲間からも英会話を学ぶことができます。

・マンツーマンレッスンを活用してじっくり学ぶ

マンツーマンレッスンはグループレッスンの逆で、講師一人と生徒一人でレッスンを行う形式です。英会話教室によっては、プライベートレッスンと呼ばれているところもあります。レッスンに参加するのは講師と生徒だけのため、個室やパーテーションで仕切った部屋で行われることが多く、英語初心者で英会話に自信がないので周りに英語を聞かれたくない方や、レッスン時間すべてを自分のための時間として使いたい人におすすめのレッスン方法です。一人の講師を独占することになるため、英語を話す時間は長くなりますがその分料金はグループレッスンよりも割高になってしまいます。
マンツーマンレッスンでは、他の生徒を気にせずレッスンを受けられるため自由度が高いレッスンを行っている英会話教室もあります。教室から指定されたテキストではなく、自分で教材の持ち込みをしたり仕事で必要な部分を重点的に練習したりできる英会話教室もあるため、勉強へのやる気があり目的がしっかりと決まっている方は活用してみてはいかがでしょうか。

お勉強感の少ない英会話教室4選

独断と偏見と趣味で、“お勉強感の少ないと感じた内装”の英会話教室をご紹介します。

リンゲージ(リンク:https://www.linguage-school.jp/courses/
ロゴや、サイトのデザインからかなり女性向けの印象を受ける英会話教室です。教室は、白を基調としている開放感のある内装で、室内にはそれぞれテレビの備え付けられたレッスンブースがあり、ブースを仕切るパーテーションなどはほとんどないため、密閉感は感じにくいです。
内装の雰囲気としては、他に紹介をしている部屋風・カフェ風スペースというよりはどちらかというとラウンジ感とでもいうのでしょうか。きちんと感を持ちつつ、教室感はあまり感じられない内装です。
フリートークテーブルや定期的に開催されているイベントなど、レッスン以外の方法でも楽しく英会話を学べる工夫がされています。使用しているテキストと付属のDVDは、本物の脚本家によるドラマ形式のためそういった点からもお勉強感は少なく感じました。

スパルタ英会話(リンク:https://spartan-english.jp/pricing/
3か月間で英会話の習得を目指す英会話教室です。
私がよく見るバナー広告には「通いホーダイ。英語ホーダイ。」という文字が書かれています。この“3か月”、“英語ホーダイ”がスパルタという名前の由来のようです。
スパルタと名前がついているので、サイトを見る前のイメージは大企業の会議室のようなしっかりした教室で屈強な外国人からビシバシと指導されるジムのようなイメージでしたが、実際にサイトを見てみると教室内は英会話教室ということを忘れてしまうくらいおしゃれでした。優しい日差しの差し込む教室で、白い壁と木目が目に優しいシンプルな内装が特徴的です。教室というよりはカフェとか、シンプルな雑貨屋さんとか。そんなイメージの内装でした。(一体「スパルタ」感はどこに…。)おそらく3か月という期間がスパルタなんでしょうね。

ミライズ(リンク:https://eikaiwa.merise.asia/course
教室のあるエリアによっていろいろな種類の内装デザインがある英会話教室です。それぞれのエリアごとにテーマが違った内装で、どれもとってもおしゃれです。どちらかというと明るい、白い、というイメージよりも、暗めの落ち着いた色が多いため男性でも好きになれる内装の英会話教室だと思います。(おしゃれ英会話教室って女性向け内装が多いんですよね…)
こんなに内装がおしゃれだと、質を切り捨てて見た目にすべて振り切っているんじゃないの?と思いがちですが、講師全員が国際資格であるTESOLを取得しているなど、英会話教室としての質もとても高いです。
セブ島留学のサービスも展開しているため、ミライズで勉強してセブ島へ…というプランも考えられる英会話教室です。

bわたしの英会話(リンク:https://www.b-cafe.net/
バナーやサイトには親しみやすいイラストが使われていて、全体的にピンク色がかわいらしいデザインです。英語に対する苦手意識があったとしてもとっつきやすい印象を持つかもしれません。
こちらは女性専用、初心者向けの英会話教室です。調べた中で女性専用はこの英会話教室のみだと思います。
マンツーマンレッスン(1対1)を行っている英会話教室で、ロビーやそれぞれの教室は個室にはなっていますが誰かの家や、おしゃれなカフェの部屋風ブースのようになっていて、“お勉強感”はほぼ感じません。かなり女性らしいかわいらしい雰囲気の内装なので、女性であってもかわいい系・フェミニン系が苦手な人には向かないかもしれません。ちょっとでもかわいいものが好きであれば内装だけでテンションが上がるので、オススメの英会話教室です。
内装へのこだわりはかなり強いらしく、サイトにはアロマを使用していることや“英会話のレッスンという集中した時間帯もホルモンバランスを崩さないような「音楽のチョイス」(そのまま引用)”と、ホルモンバランスにまで気を使ってくれている文字がありました。

自宅で好きな時間に学べる、オンライン英会話

●向いているタイプ:自分の好きなタイミング・場所(主に自宅)で英会話の練習がしたい人、家やスマートフォンの回線が良好な人、比較的安価で英会話練習がしたい人、アウトプットに関して独学だけでは限界を感じている人
●勉強タイプ:アウトプット系・発音・コミュニケーション

オンライン英会話のおすすめポイント

・好きな時間、タイミング、回数で学べる

教室に通わなければいけない英会話教室とは違い、オンライン英会話は自宅でレッスンを受けることができます。また、自宅以外でも会話ができる環境であれば、スマホなどで通信を行いレッスンを受けることができます。オンライン英会話レッスンが受け放題のサービスを提供しているところも多く、そういったオンライン英会話に入会すれば好きな回数レッスンを受けられ、もりもり英会話の練習をすることができます。
オンライン英会話はレッスンの直前であっても予約できるところや、24時間予約OKなところも多いため、自分の好きなタイミングで、好きな環境で好きな時間にレッスンを受けることができます。

・一回の授業料がとても安い

英会話学習をするときに、比較対象になりやすいのがオンライン英会話、英会話教室、またはだれにも頼らず独学で進めていくことかと思います。
オンライン英会話は、独学よりもお金がかかってしまいますが、英会話教室よりは安く済ませることができます。英会話教室とオンライン英会話の大きな違いは教室に行くか行かないかですが、かかる料金も英会話教室とは大きく違っています。月にかかる料金をレッスンが受けられる最大の回数で割ると、1回分のレッスンが百~数百円のオンライン英会話もたくさんあります。料金が安く月単位などの短い期間で契約ができるため、独学で勉強をしている人が腕試しや、勉強のプラスアルファとして必要な時にだけ活用することも多いサービスです。

オンライン英会話はレッスンを受けるための教室を持たず、インターネットを使って日本・海外のオフィスや海外在住の講師とレッスンをすることができるため企業は教室の場所代をカットすることができます。その分オンライン英会話の運営コストが抑えられるので、レッスン料金の安いところが多く、回数も英会話教室以上に受けることができます。
注意点は、1回のレッスン時間が英会話教室と違って短いところです。1回15~20分くらいのところが多いので、オンライン英会話を選ぶ際は回数だけ見るのではなくレッスン時間などにも注目してみてください。

・いろいろな国の講師から英語を学べる

おすすめ上で紹介した、「直前でも、24時間予約可能」という内容にかかわってくる内容です。予約制のオンライン英会話では、国籍、年齢、性別、経験、教え方、元の職業など様々な講師がいて、レッスンを受けたいと思った講師に予約をすることによりレッスンを受けることができます。
自分の伸ばしたい分野や職業の近い講師を選んだり、わかりやすく教えてくれるお気に入りの講師を選んだりすることができる自由度の高いシステムです。
自由度が高いため、時間帯によっては人気の講師の予約が取りづらいことが多いため注意が必要です。
また、オンライン英会話によってはネイティブではなく英語圏のアジア人講師を採用しているところや、研修などを受けた講師ではなく英会話での雑談をする相手として外国人を雇っているところもあります。様々なオンライン英会話があるため、自分が受けたい英会話レッスンが受けられるかは契約をする前にサイトやお問い合わせで確認をしてみることをオススメします。

英会話カフェ・バーでリラックスして学ぶ

●向いているタイプ:話すこと(雑談)が好きな人、カフェ好きな人、好きなタイミングで英会話をしたい人、海外で身に着けた英語を忘れたくない人、自分である程度までは英会話の勉強ができる人
●勉強タイプ:アウトプット系・発音・コミュニケーション

英会話カフェ・バーとは料金を支払って気軽に施設を訪れ、そこにいる外国人スタッフと英会話をすることができるサービスです。英会話カフェは「普通の飲食店のようにリラックスしながら英語を楽しむ」というコンセプトをもとに運営されていることが多く、店内は普通の飲食店のような雰囲気です。中には不定期開催のセミナーや、英会話教室のように会話のレッスンを行っているところもあります。
通常の英会話カフェ・バーは英語を教えてもらうための教室ではなく、単なる英語が話せる場所なので、英会話教室のように細かな間違いを指摘してもらえたり新しい英会話フレーズを教えてもらえたりするということはありません。テーブルは英語のレベルごとに分かれていることが多く、各テーブルに一人外国人スタッフが付き、その人を囲んで雑談をするという形式が基本形です。

英会話カフェ・バーのおすすめポイント

・リラックスしてフリートークができる

このフリートークというのは、英語で行う雑談のことです。英会話初心者にとっては英会話で雑談を行うという時点で緊張しがちだとは思いますが、英会話カフェ・バーは他の英会話系サービスよりもリラックスして会話ができるということが特徴です。英会話教室や、オンライン英会話では、いくら勉強感が少ないところであろうとレッスンを通して教えてもらうので、先生も生徒も授業形式でレッスンを進めていきます。英会話カフェには授業感は少なく、来ているお客さんも英会話での雑談を楽しみに来ているため、店内は比較的ゆるい雰囲気に包まれています。

・英会話を実践してみたい初心者にも利用しやすい

“初心者”と書きましたが、英会話カフェ・バーは“本物の初心者”にはオススメできません。
語彙力も文法も全く頭に入っていない状態でのフリートークは難しいため、英会話の勉強をし始めて、まずは簡単な雑談ができる状態になってから英会話カフェに参加することをオススメします。
英会話カフェに限らず、英語をしゃべる場合は知識0の状態から挑むのは無謀です。振付を覚えずにダンスをする、冷蔵庫に何も入っていないのに料理をするようなものだと思ってみてください。
ある程度のインプットや、会話の練習をし始めて、「ちょっとした雑談ができるかどうかを試してみたい」と思い始めた初心者の方であれば、英会話カフェデビューはオススメです。
テーブルが英語の習熟度に合わせて、初心者・中級者・上級者と別れているところが多く、初心者テーブルに着けばスタッフも英語初心者に慣れているため、優しく対応してくれますよ。

・気軽に、好きな時に英会話ができる

英会話カフェは、英会話教室と同じ頻度で通った場合、教室よりも料金は安く1回の利用料以外には入会金やお月謝、テキスト代などはかかりません。1時間1000~2000円くらいで利用することができ、事前の予約は不要。英会話で雑談をしたいと思った時にふらっと立ち寄って利用することができますし、出先でちょっと時間ができてしまった時も飛び込みで利用することができます。
また、こういった手軽さからオンライン英会話と同じく独学で勉強を続けている人が腕試しや、発音のアウトプットを行うために利用することも多い施設です。

英会話カフェ・バーを使った勉強方法

・身に着けた英会話の腕試しとして活用

日々の勉強で身に着けた英会話力を試す、定着をさせるために英会話カフェを利用することができます。インプットを行った英単語や、フレーズ、文法などは実際に使ってみることでより定着しやすくなります。また、覚えた英語を使って話ができたという経験自体が英語を勉強していく中でのモチベーションややる気、自信につながります。
英会話カフェなどで行われている「フリートーク」は、テキストを使用せずに行う雑談のため、英語でできる雑談のネタを考えてみたり、あらかじめ日常英会話の受け答えを覚えておくと良いでしょう。
外国人の友達を探すこともできますが、お店の外国人スタッフはほとんどがお仕事で接客をしている状態です。どちらかというと、日本人の英会話友達なら作りやすいかもしれません。

アプリで遊びながら学ぶ

●向いているタイプ:ゲームやクイズなどが好きな人、問題形式の方が身につく人、隙間時間が多い人、アプリ活用の習慣が“自分で“作れる人、ある程度学習習慣を自己管理できる人
●勉強タイプ:インプット系・語彙・文法・ライティング・リーディング・(発音)アプリによる

英会話アプリと一口に言っても、無料アプリから有料アプリまでたくさんの種類があります。英会話学習用アプリを大きく分けると、真面目な勉強アプリと、ゲームのように派手なデザインがされていて遊びながら学んでいくアプリがあり、そこから、単語帳風、クイズ・問題形式、RPG風、反射神経ゲーム、パズルなどいろいろな種類に枝分かれしています。
料金形態に関しても、無料アプリ、有料アプリ(月額・買い切り)、アプリ自体は無料で活用できるが、より内容を充実させる場合は追加コンテンツを購入するものなど様々な種類があります。有料アプリは、お試し期間が設定されているものもあるためまずは使ってみて自分の勉強方法や覚え方にあったアプリを選ぶことが大切です。

英会話アプリのおすすめポイント

・ 無料で活用できるものが多い

英会話学習アプリの中には、月額課金やゲーム内課金(単語帳を購入したり、テキストデータを購入)が必要なアプリもありますが、ほとんどの英会話学習用アプリは無料で配信されています。
英会話を勉強しようと思った際に、テキストを購入したり英会話教室に通おうと思うと初期費用や、月謝代が多くかかってしまいますが、アプリであればスマートフォンを持っているのであればだれでもインストールできます。そのため、勉強を始めるためのハードルはとても低いです。
注意点は、自分のお金を使っていない状態のため自分のやる気や目標意識がないとやめてしまったり、飽きて三日坊主になってしまう可能性があるということです。
有料でできるものでも高評価のアプリや、世界中の英会話学習者から広く活用されているアプリもあるので、アプリでの勉強習慣ができたら有料アプリを試してみるのも良いかもしれません。

・手軽に、楽しみながら英会話を学べる

英会話学習用アプリは、単語帳風のものからクイズ・パズル形式のもの、音楽ゲーム風のものや、ロールプレイングゲームやシューティングゲーム風のものなどここにあげたらきりのないくらいたくさんの種類があります。
「ゲームをクリアしたいから英語を覚える」「達成率を上げたいから英語を勉強する」というように英語を学ぶことを通過地点にしてしまうことで、勉強に対して苦手意識を持っている方でも勉強を続けることができます。
また、スマートフォンにアプリを入れればテキストを持ち歩いたり、教室に通ったりする手間もなくなるため、移動時間やちょっとした待ち時間に勉強をすることができます。

・自分の頑張りを可視化できる

解いた問題や達成率など、自分だけで勉強をしている場合は、その都度計算をしたりノートや紙に書き出さなければわからないことですが、アプリを活用すればそれを目で見て確認することができます。
自分はここまで勉強で頑張ったということが目で見てわかる形になると、勉強に対するモチベーションアップにもつながります。また、自分の苦手な分野の把握や、ランダムで問題を出す、制限時間付き問題など勉強を一人で行っていると大変な問題作成もアプリが行ってくれるため、勉強をする際の手間が省けます。

英会話学習アプリを使った勉強方法

・スキマ時間にインプット

必要なものはスマホ一つだけのため、電車やバスなどの移動時間、ランチの待ち時間、帰宅後の暇な時間など、様々なスキマ時間を活用してアプリを利用することで、英語に触れ続けることができます。特に、アプリは問題1つにかかる時間が短いため、隙間時間が細切れになってしまっても続けやすい勉強方法です。

・仲間を見つける・友達を巻き込む

これは個人的に試してみて効果があった方法ですが、SNSに問題の正答率画面を投稿したり、友達を巻き込んでスコアを競い合うという活用方法もお勧めです。モチベーションを維持したり、競争心を持ったりすることで勉強が続けやすくなります。
また、周りに宣言をすることでやめづらい雰囲気になり、アプリ特有のいつでも辞められる、サボってしまうという状態を防ぐこともできます。

目と耳で学ぶ映像作品

●向いているタイプ:視覚情報があった方が覚えやすい人、映画・アニメ・ドラマが好きな人、何度も同じ作品を見るのが苦痛ではない人、好きな俳優がいる人、英会話とは別に日常会話や海外の文化も一緒に学びたい人
●勉強タイプ:インプット系・発音・リスニング・リーディング・(ライティング)

勉強は苦手だけれど、ストーリーのある作品を見たり聞いたりすることは好きという方には映像作品での英会話勉強がおすすめです。映画などを使って勉強をする方法もありますが、英会話初心者の方には短くまとまっている海外ドラマや、アニメ、日本のアニメの英語吹替バージョンなどがおすすめです。
映像を使った英会話の勉強方法は一度見るだけではなく、繰り返し見ることが大切です。選ぶ作品については、自分の求めるレベルの英会話を勉強できるかという視点はもちろんですが、できるだけ自分の好きな作品や、何度見ても面白いと思う作品を選んでみましょう。
ストーリーのある映像を使って英会話を覚える方法をご紹介します。

映像作品のおすすめポイント

・場所を選ばずに勉強できる

イヤホンをつなげたスマートフォンやタブレットなど、映像と字幕を見ることができる環境であれば映像作品を視聴することができるため、いつでもどこでも英会話の勉強をすることができます。通勤通学の時間や、ちょっとした待ち時間、お昼休み、防水スマホであればお風呂の時間などなど…比較的短いものが多いドラマやアニメであれば、1本20~30分くらいの長さなので、隙間時間に英会話のリスニングや語彙のインプットをすることができます。

・低コストで始められ続けやすい

洋楽の聞き放題サービスのように、映像作品であれば定額動画サービスもありますし、YouTubeなどで無料公開されている動画、テレビで無料放映されているものなど、低コストで始められる作品がたくさんあります。中には図書館で借りられる映像作品もあるため、再生機器(スマホやテレビ、パソコンなど)と時間があれば簡単に始めることができます。

・複数技能を鍛えられる

映像作品をフルに使って勉強をする場合、映像と音声でリスニング力を、英語字幕でリーディング力、シャドーイングなどによる復唱でスピーキング力を鍛えることができます。
また派生として、気に入った英会話フレーズをメモすることで、ライティングも鍛えることができます。

映像作品を使った勉強方法

・適切な難易度、世界観、テーマを選ぶ

映像作品の中にはファンタジーな世界観や、歴史的な作品もあるのですが、初心者の方はできるだけ今の時代や自分になじみのある文化の作品を選ぶことをオススメします。自分の生活や文化と似ている映像作品であれば、出てくる英単語もすぐにまねして使えるものや難しい専門用語などが少なく集中してみることができます。

・日本語字幕と英語字幕を切り替えて勉強

いくら英会話を学びたいからと言っても、英会話フレーズや単語をほとんど知らない初心者が、最初から字幕なしの英語音声と映像だけを見ても英語が理解できるわけではありません。
いきなり英語音声のみで映像を見始めてしまうと、理解できない部分が多く物語の大筋もわかりません。物語を良くわからないまま見ているとストレスが溜まりますし、意味の分かっていない映像をただボーっと見続けているだけの無駄な時間を過ごしてしまいます。
まず、英語初心者の方はその作品を純粋に楽しみながら「英語音声+日本語字幕」で映像を見ることをオススメします。普通の作品鑑賞のように思うかもしれませんが、その作品鑑賞の中では自分の知っているフレーズや短い挨拶などを集中して聞き取ってみてください。
そして、英語音声+日本語字幕で映像作品を見終わり、物語を理解できたら「英語音声+英語字幕」に挑戦してみてください。最後は、英語音声のみで映像作品を視聴し、聞き取れる英語を増やしていきます。
日本語字幕から英語字幕へ一歩ランクアップするためには、ある程度の語彙力、つまり英単語のインプットが必要です。日本語字幕から英語字幕に切り替えてみて、まだ難しいと感じた場合はまず単語のインプットを行ってみましょう。

・シャドーイング・リピーティング

映像作品の英語字幕や、俳優がしゃべるセリフに合わせてシャドーイング・リピーティングを行うことも有効です。シャドーイングは、しゃべっている人のセリフと重なるくらい一緒のタイミングで話す学習方法です。英語学習以外の、言語習得に有効な方法として有名な方法です。
リピーティングとは、話した内容をそのまま自分の口でも繰り返すこと。ドラマやアニメの登場人物の発音やリズム、言い回しを物まねすることで発音とリスニング力が鍛えられます。
どちらの方法も、恥ずかしがらず物語のキャラクターになったような気持ちで発音やしゃべり方、動きを物まねすると、英語を使う時のリズムや、表情なども練習ことができますよ。恥ずかしいのは最初だけで、だんだんと楽しくなってきます。

映像作品の種類01【海外ドラマ】

Hulu、Netflixや、アマゾンプライムビデオのように、定額制の動画配信サイトやYouTubeなどで見ることができます。この中でも、Netflixは英語字幕にも対応しています。また、テレビ放映されているものを録画しておけば無料で勉強用ドラマを確保することができます。
ドラマは、アニメとは違い実際の俳優が出演し、映画と比べると数十分から1時間ほどの短い時間で見れることが特徴です。出演しているのは実際の俳優なので、口の動きや、よりリアルな身振り手振り、表情なども一緒に学ぶことができます。

映像作品の種類02【アニメ】

絵や、CG、時には粘土や雑貨などを使って作られた映像作品です。
日本のアニメも海外向けに英語音声化されているものもあるため、小さいころに見たことのあるアニメや好きなアニメの海外版を使って勉強すると、ストーリーが頭に入っているためストーリーを理解する段階を飛ばすことができます。

アニメが好きな人であれば、アニメを使って英会話を学ぶことをオススメします。好きなことと勉強を結びつけると挫折しづらく、モチベーションの維持に役立つからです。
また、先にご紹介した、映画、ドラマなどとは違いアニメは1本が20~30分ほどで短いことが多いため、長い時間を動画干渉に割けない方や、飽きやすい方はアニメを活用して英会話を勉強すると良いかもしれません。
簡単な英語を学びたければ子供向けアニメを、難しい英語は大人向けアニメなど、年齢層で分けることもできます。

本を読んで楽しみながら学ぶ

●向いているタイプ:物語や長い文章を読むのが好きな人、読書が趣味の人、文章だけで場面がイメージできる人、英語を英語で理解したい人
●勉強タイプ:インプット系・リーディング・語彙・英語脳

英会話の「発音」部分では活用できない方法ですが、英語で書かれた漫画や、英語で書かれた小説、伝記などを読むことで英会話英語脳を鍛えることができます。
本や漫画を読んで身につく力は、英語を英語で理解する力、英語の読解速度、覚えた英会話知識の定着などです。

読書のおすすめポイント

・英語を読むスピード、理解するスピードが上がる

洋書などの英語の本を読むことで、楽しみながらリーディング力を上げることができます。
特に、詳細な意味の理解よりもざっくりと内容を読んでいくことを重視する「多読」という方法では、英語での読書を繰り返していくことで頭が英語→日本語で理解をしていたところから、英語→英語で理解ができるようになっていきます。この英語→英語のつながるスピードを上げていくことで、リスニングやスピーキングの聞き取った後の意味の理解、考えた英語を口から出す時間を短縮することができます。

・楽しみながら英語に触れられる

使用している洋書や漫画は、もともとは娯楽のために作られているものです。本が好きな人にとっては、読書をしているだけで英語に触れられますし、選べる本の幅も日本だけではなく世界へと広げることができます。まだ翻訳されていない本に出会うきっかけにもなります。また、本を読むために英語を勉強をしようと、モチベーションが上げることもできます。
ストレスなく本を読むには本選びも大切です。英語の読書で使う本は、自分の実力でも楽に読める本を選びましょう。どんな本であっても、1冊読み切ることができれば、英語学習において大きな自信につながりますよ。

・語彙力が上がる

本を読んでいてわからない単語があれば、印をつけて後で振り返ることで、語彙力を身に着けることができます。本を読んでいる最中に辞書で調べるか、集中力を保つために後でまとめて調べるかはその人の勉強スタンスによるので、細かく指定はしませんがこの読む→調べる、を繰り返して気になる単語やフレーズの意味を理解してみてください。
特に、洋書などは2~3回読むと単語の意味が理解しやすくなったり、英文を読むスピードが速くなったりなどメリットが多いといわれています。
ただ単語やフレーズを覚えるだけではなく文脈の中で使われている単語や、物語の一部として頭に残るため、より覚えやすくなっています。

本を使った勉強方法

・多読で英語脳を鍛える(ざっくり・大量に読む)

自分のレベルと同じくらいか、それよりも易しい英語で書かれた本をたくさん読むことにより、英語を英語で理解できる“英語脳”を鍛えることができます。
英語初心者のころはBook→本→返事…というように、聞いたり読んだ英語を一度脳内で日本語に訳してから理解しようとしてしまいます。
多読を繰り返すことで、英語を英語で理解できるようになり、今まで英語→日本語→英語で話していた英会話を英語→英語→英語とショートカットすることにより、リスニングやスピーキング力も合わせて鍛えることがでるのです。
本のレベルは簡単に読めるものでOK。簡単に読むことができれば絵本だろうと、ニュースだろうと、雑誌や漫画だろうとなんでも多読に活用することができます。わからない単語が何度も出てきてしまい、そのたびに辞書を開いてしまうような本は多読には向いていません。本の内容や英語レベルは関係なく、読んだ量が英語脳を鍛えていくためすらすらと読み進めることのできるレベルの本を選ぶことがポイントです。

・精読で語彙・文法を理解(丁寧に・じっくり読む)

多読の反対が精読という勉強方法です。精読は、学校でやる英語の授業のように英語で書かれた文章の意味を一つ一つ読み解いていき、文法を完全に理解をしながら読み進める方法です。多読と精読どちらから進めるかというのは様々な説がありますが、このサイトではお勉強感の少ない勉強方法ということでまとめているため、精読に時間がかかりすぎてストレスが溜まってしまう場合は、多読や別の勉強方法から手を付けてみることをおすすめします。ですが、多読だけ続けていても、「なんとなくわかる」状態から脱することはできません。
意を決して勉強を始めてみようと思った方は、ノートと、辞書(スマホ・電子辞書)を用意して精読をやってみてください。
わからない単語をノートに書き出し、意味を調べて理解・記録していきます。また、英文の方も、どれが主語でどれが動詞かなど文の構造を紐解いていきます。この時、中学高校の教科書や、そのレベルの参考書があると便利です。

英語の本の種類01【漫画】

今回は洋書(文字のみの本)の説明をしましたが、同じように英語の本を読む勉強方法として漫画があります。情景描写の中にセリフがある洋書とは違い、漫画の英文はほとんどが会話文でできています。情景などは絵で説明されているため、英会話で学ぶべき会話表現に注目して読むことができます。また、会話だけではなく漫画でよく使われる擬音語や擬態語なども一緒に学ぶことができます。
少年漫画に多いバトル漫画などは一つ一つのセリフも短めなので、英語に慣れていない初心者でも気軽に始められる勉強方法です。
また、英語や日本語に関係なく、本を読むことは苦手だけれどマンガは定期的に買って読んでいる。という人は多いのではないでしょうか。自分の好きなことと結び付けて、勉強をすることで楽しみながら勉強を進められますし、勉強を続けるモチベーションにもつながります。
また、絵の助けがあるため、文字と絵で英語を理解することができます。

インプット・アウトプットができるSNS学習

●向いているタイプ:SNSを日常的に使っている人、移動時間などちょっとした瞬間にスマートフォンや携帯を見てしまう人、勉強仲間が欲しい人、人と勉強したほうがはかどる人
●勉強タイプ:アウトプット系・インプット系・ライティング・リーディング

SNSを活用して英語を勉強することもできます。SNSのみで文法やリスニングスピーキング、ライティングなど4技能全てを補うことは難しいですが、日常で触れる機会の多いSNSを英語勉強仕様で活用することにより、多くの時間英語と触れ合うことができます。英会話学習で大切なことは、インプットとアウトプットを繰り返すことです。できるだけ長く英語に触れられるように英会話学習にSNSも取り入れてみましょう。
ここでは、SNSで英語を学ぶ方法と、SNSを活用したモチベーション維持の方法も合わせてご紹介します。

SNS活用のおすすめポイント

・隙間時間に勉強できる

机に向かっての勉強を毎日続けることは難しくても、SNSなら毎日毎時間見てしまうという方は多いのではないでしょうか。そんな毎日使うSNSだからこそ、英会話学習の一部に活用することで、より勉強感を感じずに英語に触れ続けることができます。
SNSではだれでも情報を発信できるため、インプットとアウトプットどちらも行うことができます。まずは英会話学習アカウントや、海外のニュース、好きな海外有名人などをフォローしてタイムラインに英語が流れてくるようにしてみましょう。そうすることで、SNSを開いた時に英語を目にする機会を増やすことができます。

・生きた英語、スラングを学べる

教科書で紹介されている英語が、実は少し古臭い言い方だった…ということもあります。日本語の表現でも同じことが時々起こりますよね。SNSで投稿される内容は、今使われている言葉遣いやスラングや、流行語、砕けたフランクな英語が多いため、そういった最新の英語を知ることができます。

・全世界の勉強仲間・友達と繋がれる

SNSの正規の使用方法として、勉強仲間や英語圏の友達を作ることができます。個人のプライベートなアカウントとは別に勉強用アカウントを作り、勉強の進捗を報告したり勉強用アイテムを投稿したり、英語で投稿を行いアウトプットをしているアカウントをフォローしてみると良いでしょう。英語で投稿を行ったり、英語で返信ができると勉強と、コミュニケーションを同時に行うことができます。

SNSを使った勉強方法

・英会話勉強用アカウントをフォロー

わたしのおすすめは、英会話教室またはオンライン英会話のアカウントと、単語アカウント、海外ニュースサイトのアカウントです。ニュースサイトアカウントはタイトルや最初の文章を流し見するだけでも英語に触れることができます。
英会話教室・オンライン英会話アカウントは、英語クイズや豆知識、記事の共有などバリエーションにとんだ英会話学習情報が流れてくるため、単語だけでは飽きてしまうと思っている方でもバリエーション豊かで、楽しみながら英語を学ぶことができます。
英会話教室やオンライン英会話のアカウント以外にも英語勉強用のコンテンツを投稿しているSNSアカウントはあるのですが、一つ一つ投稿を見たり試してみたりするよりも、安定しているこの二つのアカウントをまずフォローして勝手を知っておくことはおすすめです。

・海外有名人のアカウントをフォロー

勉強用のアカウントだけではなく、海外の有名人、芸能人、政治家などのアカウントをフォローすることもオススメします。
自分が興味のある人物のSNS投稿であれば、それを読んでみたいというモチベーションで英語の勉強が苦手でも英語に触れる機会が増えます。
SNSの投稿からネイティブが良く使う英会話フレーズや口語表現、スラングなどを学ぶことができます。

・勉強アカウントを作ったり英語で発信

「1日1回以上英語でSNS投稿をしてみる」ということも勉強になります。今までは英語のインプットの方を鍛える方法をご紹介してきましたが、SNSでは情報を受信すると同時に発信することもできます。ぜひインプットのほかにライティングのアウトプットにも挑戦してみましょう。
投稿内容は、今日あったこと、思ったこと、ペットのこと、趣味のことなど、とにかく投稿しやすい内容で発信してみましょう。私の知り合いは、英語初心者のころに長文が書けなかったため飼っている猫の画像と共に一言二言投稿をするところから始めたようです。
猫好きの外国人からコメントがつき、友達が増えたと話していました。
突然英語の投稿をするのは恥ずかしい!という方は、前述した英会話用アカウントを作ってみてはいかがでしょうか。
SNSでは勉強用アカウントのハッシュタグなどがあり、同じように英語や資格、仕事で使う知識を勉強している人たちがお互いの勉強の進捗を見てモチベーションを高めあうことができます。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
それぞれの勉強方法について、オススメポイントや活用方法などをご紹介させていただきました。ここまでお勉強感の少ない方法をご紹介しましたが、当時のわたしが行きついた答えは“英語の勉強からは逃れられない”ということ。世の勉強嫌いの皆さんは、あきらめて勉強をしてください。ただ、勉強の内容を工夫してみれば「つらい」「やめたい」「さぼりたい」という気持ちを感じずに、勉強を続けることができるかもしれません。
これから英会話を学ぼうと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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